ホームページ開設にあたり(2)

社会福祉法人三篠会  特別養護老人ホームゆたか園  野間 久司

 

  ホームページ開設おめでとうございます。
  自称「通りすがりの社会福祉士」の野間です。
現在は特別養護老人ホームで管理者しています。
相談員として3年ごとに異動を繰り返し、相談員最後の施設が鈴が峰でした。

 

   平成25年度に厚労省の「重症心身障害児者の地域生活モデル事業」実施した年に鈴が峰に赴任し、モデル事業のイベント講演会(今は”鈴CON”と呼んでいる)の終わった後に中川さんに出会ったことを覚えています。出演したお母さんからすごい人がいると噂を聴いていたので、若干腰が引けてましたが(笑)。

 

   私の中では失敗に終わったモデル事業ですが、次年度以降も継続して、ここすまネットの人たちをはじめ、いろいろな人たちの力を借りながら、今も続けて重症児者のための在宅支援を行えていることは、いろいろひっくるめて成功していると言えるでしょうか。

 

   中川さんたちには私が鈴が峰に在籍していた3年間と異動した後の数年間も、ずっと協力していただいたり、お付き合いをさせていただいております。

 

 

   私がここすまネットの一番すごいなと思うことは、重症児者とご家族が、事業所や病院のスタッフを結び付け、ネットワークを作ってしまうということですね。ふつうは我々専門職が事業所や病院とネットワークを築きながら重症児者とそのご家族を支援するものなのですが。

 

   モデル事業を行っているころから中川さんには「いつか鈴が峰が福祉の教科書に載れるように」と励ましていただきましたが、ここすまネットという当事者ご家族が医療・福祉関係者を支えるモデルとして、福祉の教科書に載れるような活躍を期待しています。