びわこ学園医療福祉センター草津

 2018年11月2日(金)、糸賀一雄記念賞・記念未来賞の授賞式の翌日、びわこ学園医療福祉センター草津を、施設長の口分田政夫先生と事務部長武居さんにご案内いただき見学してきました。

 

 びわこ学園は、一度は見ておいた方が良いとたくさんの方々に言われていて、いつかは…。と思っていたので、今回念願叶って見学となりました。

 

 施設は、木材をふんだんに使った平屋で、暖かな温もりを感じる施設でした。また働くスタッフの方々どなたも明るい笑顔だったのも、施設の印象を明るくしているのだと思います。

 

 入所施設はもちろん、外来診療、リハビリ、通園施設、何処を見せていただいても、「へ〜!」「すご〜い!」と感動する事ばかり…。

 

 外来診療では小児科、整形外科、リハビリテーション科だけではなく、歯科、皮膚科、眼科、耳鼻科、精神科などの診察もあり、児から者まで診ていただけます。

 

 入所されている方はベット上で過ごすだけではなく、グループに分かれサークル活動(絵画や音楽)を楽しまれていたり、リハビリテーションを受ける事はもちろん、室内プールを利用する事もあるそうです。

 

 隣接する養護学校との連携も取れており、呼吸器が必要な生徒さんも訪問学級ではなく通学出来ていました。

 

 通所施設も木造平屋の柔らかい雰囲気で、通所されている方々が楽しそうに活動していました。

見学させていただいた日の午後から、通所施設の一角で保護者対象の介護食講座が開かれるとの事でした。

 

 他にもあちらこちらに、細かい工夫や、配慮がいっぱいでスタッフの方々の愛情を感じました。

 

 びわこ学園医療福祉センター草津を出て、少し離れたところにある、グループホームも見学させていただきました。

入所していた方が、グループホームに移られたケースもあるそうで、個人個人に合った生活の場が選べる環境も羨ましく思いました。

 

 昭和37年より続く長い歴史のあるびわこ学園は、施設もスタッフも素晴らしい施設でした。

でもそれはただ単純に、ソフトやハードが整っているからではなく、そこに関わる方々の中に、糸賀一雄先生を始め糸賀先生と共にびわこ学園の創設に関わった方の思いが受け継がれているからだと強く感じました。

 

 見学させていただき、広島でも大きな施設でなくとも、糸賀思想を取り入れた思いのつまった施設がひとつでも増えるよう願いつつ活動していきたいと思いました。

 

 

 ご案内していただきました、口分田先生、武居さん。同行してくださいました、滋賀県重症心身障害児者を守る会 会長桝谷さん ありがとうございました(*^_^*)

 

 

 

びわこ学園医療福祉センター草津をぐるっと360度

 

入所施設

 

通園施設

 

職員寮

 

養護学校

 

 

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