「医療的ケア児の災害対策 避難と避難所を考える」をzoom視聴しました

 2022年2月27日、岩手県矢巾町要配慮者(主対象:医療的ケア児)用避難所モデル開設訓練シンポジウム「医療的ケア児の災害対策 避難と避難所を考える」をzoom視聴しました。


 このような内容を学ばせていただくのは初めてだったので、とても参考になりました。先進事例として、佐賀県武雄市福祉課より、医療的ケア児の個別の避難計画策定について、3ケースの避難訓練も紹介されました。

 また、岩手県の保護者さんによる医療的ケア児の様子や、避難した際にアラームの音や排便などの臭いの問題で他の人に迷惑がかかるので、避難するのをやめようと思ってしまう気持ちなども話されました。
 そして、矢巾町と北良株式会社の連携による人工呼吸器のお子さんに対応した避難所の開設モデルが紹介されました。

 

 入り口に医療的ケア児の説明ファイルが貼ってあり、初めて医療的ケア児に接する方にもわかりやすい工夫があったり、プライバシーを保たれたテント、子どもたちの遊びスペース、大きなモニターを通して、病院の先生に診てもらえるなどの設備に驚きました。

 

 保護者さんが「今回は医療的ケア児のための避難所ですが、配慮された避難所は他の災害弱者と呼ばれる方々にも優しい安心した避難所であると確信しました。」と話されたことも印象に残りました。